片頭痛に対するCGRP関連抗体薬(エムガルティ)の有効性

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片頭痛に対するCGRP関連抗体薬(エムガルティ)の有効性

2023年8月 1日

片頭痛に対するCGRP関連抗体薬(エムガルティ)の有効性については販売前、販売後にも多くの報告があります。

今回はCGAN試験を紹介します。

CGAN試験

日本人の反復性片頭痛の方 459例を対象としています。他施設共同、無作為化、二重盲検、並行群間、プラセボ対象試験という非常に信頼性の高い報告です。18-65歳で、もともと月の平均片頭痛回数が4~14日で片頭痛発作が月に平均2回以上の方を対象としています。

エムガルティを120mg/月投与群、240mg/月、またはプラセボ群(薬の投与なし)に1:1:2の比率で無作為に割りつけ、6カ月間投与します。どれくらい頭痛の回数が減ったかを調査します。

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二重盲検投与期間 6 ヵ月での 1 ヵ月あたりの平均頭痛日数のベースラインからの変化量は、プラセボ投 与群で-0.6 日、本剤 120 mg/月投与群で-3.6 日であり、プラセボ投与群に対して、本剤 120 mg/ 月投与群で統計学的に有意な差を示した。

CGAN2.jpg

反応率の解析結果では、50%、75%及び 100%反応率は、プラセボ投与群に対して、本剤 120 mg/
月投与群で統計学的に有意な差を示した。

投与された方の49.8%は頭痛回数が半分以下になった、9%は全く頭痛が起こらなくなった、ということです。

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