ペインクリニック芦屋ピッコロ診療所のロゴ

お知らせ・ブログ ペインクリニック芦屋ピッコロ診療所

ヘバーデン結節への動注治療

導入|その指先の痛み、本当に「仕方ない」のでしょうか

「指先がズキズキ痛む」
「第一関節が腫れてきた」「少し変形してきた気がする」

このような症状で、

  • 痛くて手が握りにくい
  • 指がぶつかるだけで強い痛みが走る
  • 食器洗い、お箸、趣味の手仕事がつらい
  • PC作業やスマホ操作が苦痛になってきた

とお悩みの方は少なくありません。

病院で
「へバーデン結節ですね」
「年齢のせいです」
「しばらく様子を見ましょう」
と言われ、湿布や痛み止め、ステロイド注射、エクオールなどを使いながら、
「我慢するしかない痛み」 だと思い込んでいませんか?

実は近年、へバーデン結節の痛みを
「炎症」や「血管の異常」 という視点から見直す治療が注目されています。


本文

へバーデン結節とは|やさしく理解しましょう

へバーデン結節は、指の第一関節(指先の関節)に起こる変形性関節症です。
特に40〜70代の女性に多く、更年期以降に発症しやすいことが知られています。

ホルモンバランスの変化や関節への負担が重なることで、関節周囲に炎症が起こり、

  • 痛み
  • 腫れ
  • 赤み
  • 熱っぽさ

といった症状が現れます。この痛みの背景には、きちんとした理由 があります。


なぜ痛みが長引くのか|カギは「異常血管」

炎症が長く続くと、体はその部分を修復しようとして
「もやもや血管(異常血管)」 と呼ばれる細い血管を増やします。

この血管の特徴は、
神経とセットで増えてしまう ことです。

その結果、

  • 血管が増える
  • 神経も増える
  • 痛みを感じやすくなる

という悪循環が生まれます。

この状態では、湿布や飲み薬といった一般的な治療だけでは痛みが十分に抑えきれないことがあります。

「安静にしているのに治らない」のは、こうした構造的な理由があるのです。


動脈注射(動注治療)という新しい選択肢

そこで注目されているのが 動脈注射(動注治療) です。

へバーデン結節への動注治療は、
手首の動脈から薬剤を注射し、痛みの原因となっている異常血管へ直接作用させる治療 です。

当院では、超音波で血管を確認しながら行い、
安全性と正確性に十分配慮した治療を行っています。

この治療には、

  • 手術ではない
  • 治療時間が短い
  • 局所治療のため全身への負担が少ない

といった特徴があり、
「できるだけ体への負担を抑えて痛みを軽くしたい」 方に選ばれています。


動注治療の効果について

動注治療は比較的新しい治療法のため、
「本当に効果があるの?」と不安に感じる方も多いと思います。

へバーデン結節に対して動注治療を受けた116例を対象に、
治療後1年時点で行われたアンケート調査では、
約75%の方が「痛みや症状に何らかの改善があった」 と回答しています。

また、NRS(Numerical Rating Scale:0〜10で痛みを数値化する指標)による評価でも、
治療前と比べて痛みが軽減する傾向が確認されています。

経過を見ると、

  • 治療後3か月:約84.5%
  • 6か月:約72.5%
  • 1年後:約75%

と、時間が経っても一定の改善が保たれている方が多いことが示されています。

ただし、

  • すべての方に同じ効果が出るわけではありません
  • 効果の感じ方や持続期間には個人差があります
  • 変形そのものが消える治療ではありません

という点はご理解ください。


このような方に向いています

  • 指の第一関節の痛みが強い
  • 腫れや熱感がある
  • 物をつかむと痛む
  • 湿布や痛み止めで改善しない

すべての方に適した治療ではありませんが、
一つの治療選択肢として検討する価値はあります。


よくあるご質問

Q:注射は痛いですか?
A:チクッとした刺激はありますが、できるだけ痛みが少なくなるよう配慮して行います。

Q:1回で効きますか?
A:個人差があります。1回で変化を感じる方もいれば、複数回行う場合もあります(多くの方は2回の治療までで効果を認めます)。

Q:効果はいつ頃から感じますか?
A:多くの方が2〜4週間ほどで変化を感じています。

Q:副作用はありますか?
A:注射部位の一時的な痛みや内出血が起こることがあります。

Q:関節の変形は治りますか?
A:関節の変形そのものを元に戻す治療ではありません。主な目的は痛みや炎症の軽減です。

Q:費用は?
A:自費診療となります。
・片側:25,000円(税込27,500円)
・両側:35,000円(税込38,500円)


まとめ|「我慢するしかない痛み」から一歩進むために

へバーデン結節の痛みは、
「年齢のせいだから仕方ない」ものではありません。

炎症や異常血管という視点から原因にアプローチすることで、
痛みの軽減が期待できるケースがあります。

この動注治療は、
オクノクリニック の
奥野祐次 先生により2014年に開発された治療法です。
当院はオクノクリニックとライセンス契約を結び、動注治療を行っています。

地域の健康ニーズを踏まえ、
芦屋・西宮・東灘で暮らす皆さまの QOL(生活の質)向上 に貢献することを目指し、
へバーデン結節に対する新たな治療の選択肢をご提案しています。

「この痛み、相談してもいいのかな」
そう思ったときが、受診のタイミングかもしれません。

パララックス画像
リハビリ 施設基準
及び加算に
関する掲示
PICCOLON ペインクリニック芦屋ピッコロ診療所マスコット PAGE TOP