「片頭痛は、頭が痛いだけの病気」
そう思われがちですが、実際にはそれほど単純なものではありません。
片頭痛発作が起こると、
- 吐き気や嘔吐を伴う
- 少し体を動かすだけで痛みが強くなる
- 光や音、においなどの刺激でさらに悪化する
といった症状が現れることがあります。
その結果、
「横にならないと何もできない」
「仕事や予定をキャンセルせざるを得ない」
このような状況に追い込まれてしまう方も少なくありません。
片頭痛は、日常生活に深刻な影響を及ぼします
海外の研究(Cephalalgia, 1997)では、
片頭痛発作時に多くの方が日常生活に大きな支障をきたしていることが報告されています。
特に注目すべき点として、
約3割(31%)の方が「発作が起きると、いつも寝込んでしまう」と回答しています。
片頭痛は「我慢すればやり過ごせる痛み」ではなく、
生活の質(QOL)を大きく低下させる疾患なのです。
それでも、定期的に受診している方はわずか3%
これほど生活に影響を及ぼしているにもかかわらず、
片頭痛のために**定期的に医療機関を受診している方は、わずか3%**という報告もあります。
受診に至らない理由としては、
- 「体質だから仕方ない」と諦めている
- 市販薬で何とかしのいでいる
- 相談しても変わらないと思っている
- 忙しくて受診の時間が取れない
など、さまざまな背景があると考えられます。
しかし現在は、
発作時のつらさを抑える治療だけでなく、
発作そのものの回数を減らす予防治療も大きく進歩しています。
「片頭痛による生活支障ゼロ」を目指して
片頭痛でお悩みの方が本当に望んでいるのは、
- 頭痛の回数を減らしたい
- 発作が起きても、軽く済ませたい
- 仕事や予定をキャンセルせずに生活したい
こうした「当たり前の日常」を取り戻すことではないでしょうか。
私たちは、
「片頭痛による生活支障ゼロ」を目標に診療を行っています。
適切な診断と治療によって、
片頭痛は「我慢し続ける病気」から
「コントロールできる病気」へと変わりつつあります。
ひとりで抱え込まず、
どうぞお気軽にご相談ください。

