ヘバーデン結節では、指の第一関節が赤く腫れる、ぶつかると強く痛む、朝にこわばって動かしにくい、といったことが起こります。
「年齢のせいですね」
「様子を見ましょう」
そう言われて、我慢していませんか?
ヘバーデン結節は確かに“変形を完全に元に戻す”ことは難しい疾患です。
しかし、痛みをやわらげ、炎症を抑えていくことで、関節変形の進行をゆるやかにすることは目指せます。
その選択肢のひとつが、漢方薬治療です。
当院(芦屋・西宮・神戸エリア)では、西洋医学と漢方医学の両面から、指の慢性的な痛みに向き合っています。
西洋医学で行われる治療
一般的には以下の治療が行われます。
- 消炎鎮痛薬(内服・外用)
- テーピングや装具
- 関節内注射
- エクオール(サプリメント)
炎症が長引くケースでは、関節周囲に異常な血管(いわゆる“もやもや血管”)が関与していることもあり、動注治療を検討する場合もあります。
漢方医学からみたヘバーデン結節
漢方では、ヘバーデン結節を身体エネルギー(気・血・水)の鬱滞、もしくは身体エネルギーの不足により発症すると考えています。気温や天候の変化など外的環境の変化、ホルモン変化や疲労感・ストレスなどの内的変化を反映します。
漢方的な原因の考え方
- 瘀血(おけつ):東洋医学的な血が滞っている状態
- 水滞(すいたい):余分な水分がたまっている状態
- 血虚(けっきょ):東洋医学的な血が不足している状態
更年期以降はこれらが重なりやすく、
「冷え」「むくみ」「のぼせ」「疲れやすさ」と一緒に指の痛みが出ることもあります。
ヘバーデン結節に使われる漢方薬の例
症状や体質に応じて処方は異なります。
例としては:
- 桂枝茯苓丸
- 当帰芍薬散
- 防已黄耆湯
- 越婢加朮湯
などが用いられることがあります。
※すべての方に適応があるわけではなく、体質診断が重要です。
漢方治療のメリット
漢方の特徴は、「痛い指だけ」を見るのではなく、
体質全体を整えることを目指す点にあります。
- 冷えの改善
- むくみの軽減
- 更年期症状の緩和
- 慢性的な炎症体質の調整
結果として、指の腫れや痛みがやわらぐ可能性があります。
即効性よりも、ゆるやかに体を整えていく治療といえます。
変形は治らない。でも、できることはある
ヘバーデン結節の関節変形そのものを元へ戻すことは困難です。
しかし、
- 炎症を抑える
- 痛みを軽減する
- 関節変形の進行をできるだけゆるやかにする
- 生活の質(QOL)を守る
これらを目標にすることは可能です。
「仕方ない」とあきらめる前に、
西洋医学+漢方という選択肢を考えてみませんか?
あなたの体質に合わせた治療法をご提案いたします。
芦屋・西宮・神戸周辺でヘバーデン結節にお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

