【五十肩で夜も眠れない方へ】痛みが強い時期こそ治療が効果的です|早期改善のための解説

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【五十肩で夜も眠れない方へ】痛みが強い時期こそ治療が効果的です|早期改善のための解説

2025年11月29日

  •  五十肩は自然に治ることもありますが、早い時期に治療することで回復期間が短くなる可能性があります。
  • 夜間痛、腕が上がらない、3週間以上続く痛みがある方は適切な医療機関への受診がおすすめです。

五十肩(凍結肩)とは?症状・原因・治療の考え方

「肩が痛くて腕が上がらない」「夜眠れないほどズキズキする」

そんな症状がある場合、いわゆる五十肩(凍結肩)の可能性があります。

五十肩は40〜70代に多くみられる肩の炎症性疾患で、肩関節の痛みと可動域制限(動かしにくさ)が特徴です。

「そのうち治る」と考えがちですが、治療のタイミングによって経過が変わることがあります。痛みが強い時期に適切な治療を行うことで回復がスムーズになるケースがあります。こじれてしまうと、適切な治療を行ったとしても、おさまるまでに半年以上かかるケースもみられます。

症状の進行ステージ

五十肩は一般的に次の3段階を経て進行します。

  • 急性期(炎症期・夜間痛が強い時期):肩をすこし動かすだけで強い痛みを感じ、睡眠の妨げになることもあります。
  • 拘縮期(固まる時期):痛みは落ち着く一方で、動きが硬くなり腕が上げづらくなります。着替え、駐車券、頭の上のものをとる、など、腕を伸ばす動作で強い痛みがあります。
  • 回復期:徐々に肩の動きが戻り、日常生活が楽になっていきます。

 自然経過で改善することもありますが、治療なしでは半年〜2年以上かかることもあります。

放置するデメリット

五十肩をそのまま我慢すると・・・

  • 夜間痛が続き睡眠不足、日中のパフォーマンスが落ちる
  • 洋服、特にぴったりしたシャツやジャケットの袖に腕が通しづらくなる
  • 回復までにかかる期間が長くなる

といった負担につながります。

特に痛みが強い「炎症気(急性期)」は、積極的な治療によって症状を軽くできる可能性がある時期です。

五十肩と似た症状がある疾患

五十肩と症状が似ていて、治療内容が異なる疾患もあります。

  • 腱板損傷(肩の筋肉や腱の断裂)
  • 石灰沈着性腱炎
  • 変形性肩関節症
  • 頚椎由来(首の神経)の痛み

 そのため、自己判断せず、一度診察やエコー・X線などで原因を確認することが大切です。

急性期治療のポイント|「痛みを取ること」が先

「痛いけど、動かさないと固まるのでは?」

と悩まれる方が多いですが、急性期はまず痛みのコントロールが最優先です。痛みを我慢して無理に動かすと状態が悪化することがあります。

当院での治療の選択肢には次のものがあります。

  • 内服薬(痛み止め・抗炎症薬)
  • 湿布・外用剤
  •  温熱・物理療法
  •  肩関節内ステロイド注射
  •  ハイドロリリース(癒着している部位の治療)
  • 肩甲上神経ブロック、腋窩神経ブロック
  • マニピュレーション(癒着している部位の治療)
  • 適切なストレッチ・可動域訓練(痛みが落ち着いてから)

 肩関節内ステロイド注射とは?

炎症が起きている肩関節にステロイド薬を投与し、痛みと炎症を早期に抑える治療です。

複数の臨床研究では、

  • 数週間〜数ヶ月で痛み・可動性が改善する可能性がある
  •  夜間痛が和らぎ、日常生活が楽になる

 といった効果が報告されていて、効果を実感しやすい期間は 2〜6週間程度 とされています。

当院では、超音波(エコー)で位置確認しながら注射を行い、より安全で正確な治療を心がけています。そのためか、現場の感覚では、強い動作時痛をともなう、いわゆる"五十肩"のかたは当日のうちに強い炎症期の痛み症状が和らぐ、という印象があります。(※効果には個人差があります)

 リハビリは症状に合わせて段階的に

痛みが落ち着いてきたら、肩の関節が固まらないよう、理学療法や軽いストレッチを行います。

段階を誤ると症状が悪化することがあるため、症状の時期と状態に合わせた負荷調整が大切です。

受診の目安 

以下に当てはまる場合は、受診をおすすめします。

  • 夜痛くて眠れない
  • 腕が肩より上に上がらない
  • 痛みが2週間以上つづく
  • 反対側も同じ症状があった
  • いつ治るのか不安

まとめ|「痛い! 」は治療のタイミング 

五十肩は時間とともに改善することが多い病気ですが、治療によって痛みを軽くし、回復をスムーズにできる可能性があります。

不安や疑問があれば、まずはお気軽にご相談ください。

現在の状態を確認し、一人ひとりに合った治療方法をご提案します。

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