「お箸がうまく持てない」 ― 実は多い"手先だけではない"原因と、VRカグラを活用した体から整える支援 ―

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「お箸がうまく持てない」 ― 実は多い"手先だけではない"原因と、VRカグラを活用した体から整える支援 ―

2025年12月30日

「うちの子、お箸の持ち方がなかなか安定しなくて...」

「もう小学生なのに、まだぎこちないのは大丈夫でしょうか?」

こうした相談は、とても多く聞かれます。ですが実は、お箸の持ち方に悩みを抱える子どもは、決して少数派ではありません。

食べてる男の子.png

年齢別にみた「お箸の持ち方」の目安(日本の保育・教育・作業療法分野の報告より)

※厳密な全国統一調査はありませんが、複数の報告を総合すると、以下が現実的な目安と考えられています。

● 幼児期(4〜6歳) 約50〜60%

この時期は、指を1本ずつ分けて動かす力や、姿勢を保つ力がまだ発達途中です。

そのため、握り箸、クロス箸、力が入りすぎる、といった持ち方が多く見られます。

※この段階では「発達の途中」と考えて問題ありません。

● 小学校低学年 約30〜40%

見た目は使えているようでも、すぐ疲れる、細かいものがつかみにくい、書字やボタン留めも苦手、といったケースが目立ってきます。

● 小学校高学年〜中学生 約20〜30%

この時期になると、「持てない」というよりも、自己流の持ち方が固定化しているケースが多くなります。

周囲との差を意識しやすくなり、指摘されること自体を嫌がる子も増えてきます。

なぜ、意外と多いのでしょうか?

理由の一つは、お箸の動作そのものが、とても高度だからです。

お箸を安定して使うためには、次のような力が必要になります。

  • 指1本1本を分けて動かす力
  • 手首・肘・肩の安定
  • 体幹・座位姿勢の安定
  • 目で見た情報を手の動きに変える力(視覚認知)
  • 力加減を感じ取る力(深部感覚)

つまり、「手先だけの問題」ではありません。

体全体が協調して初めて成り立つ動作なのです。

「正しい持ち方」を教えても、うまくいかない理由

多くのご家庭で、

  • グー・チョキ・パーの手遊び
  • ビーズや豆をつまむ練習

といった指先の練習をされていると思います。
これらは、お箸につながるとても良い取り組みです。

それでも、
「その場ではできるのに、食事になると崩れる」
ということが起こるのはなぜでしょうか。

それは、指の練習だけでは、体の土台まで整えきれないことがあるからです。

姿勢が不安定だったり、体を支えるために肩や腕に力が入りすぎていると、指先はどうしても緊張してしまいます。

そこで考えたい、VRカグラを使ったリハビリという選択肢

一見すると、「お箸の練習とVRは関係なさそう」
と感じるかもしれません。

VRの女の子.png

ですが mediVRカグラ は、お箸そのものを練習するツールではなく、

お箸を使いやすくするための体の準備を整えるトレーニングとして活用されています。

VRカグラで整えられる「お箸の土台」

① 姿勢・体幹の安定

体の中心を感じながら動くことで、
「頑張らなくても安定する姿勢」を体で理解しやすくなります。

② 肩・腕の余計な緊張を減らす

大きな動きと細かな調整を分けて体験することで、
力を入れすぎずに動く感覚に気づきやすくなります。

③ 自分の体の使い方への気づき

言葉では分かりにくい「今どこを使っているか」を、体験として理解できます。

VRカグラのあとは、家でできる練習がとても大切です

VRカグラは「準備」。
そのあとに、家庭での練習に上手につなげることがポイントです。

おすすめは、

  • VR後にグー・チョキ・パーをゆっくり行う(薬指、小指を動かさない)
  • ビーズや小物をつまむ
  • 食事でお箸を"少しだけ"使ってみる

長時間の練習は必要ありません。
「さっきより楽だったね」という感覚を残すことが大切です。

親御さんへ

お箸の持ち方が気になると、
つい「直さなきゃ」と思ってしまいますよね。

でも大切なのは、無理に正しい形に合わせることではありません。

その子が、疲れすぎず、自然にお箸を使える体を育てていくこと。

VRカグラと家庭でのやさしい練習を組み合わせることで、
その子に合った一歩を支えることができます。

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