急性腰痛（ぎっくり腰）

腰は上半身を支えている重要な部分です。そして、ふとした動作で腰に体重の何倍もの荷重がかかります。

こんな症状はありませんか？

• 物を持ち上げた時、くしゃみをした時などふとした動作で突然腰に強い痛みが走って動けなくなった
• 腰痛とともに足の痛み、ジンジンする痛みしびれがある
• 少しでも動くと腰に痛みが走る
• 急に起こった腰痛で歩くのがつらい

急性腰痛（ぎっくり腰）の原因

腰を構成している腰椎の骨自体や腰椎の椎間関節、椎間板、筋肉、靭帯、背側の内臓などのいずれかにトラブルを起こしています。
急性増悪（ぎっくり腰）とよばれる症状は、筋肉がひきつれているだけのことから腰椎の圧迫骨折、腎臓をはじめとした内臓のトラブルといった様々な原因で起こるので、"なんだかおかしい"、"足の動きがいつもと違う"、"発熱を伴う"などの症状があるときは必ず受診してください。

急性腰痛（ぎっくり腰）の治療
腰痛の症状が軽い場合

・痛み止めの内服（漢方薬、西洋薬）などで軽快します。

腰痛の症状が強い場合

・神経のトラブルで痛みが起こっている場合には神経ブロック注射が有効です。痛みの"おおもと" を遮断することで筋肉の緊張がゆるみ、血流増加が促されることから、二次的な痛みを取り除く効果も期待できます。筋肉のトラブルで痛みが起こっている場合は痛みを引き起こしている筋肉、その周りの神経へのブロック注射や体外衝撃波による治療が有効です。当院では早期の症状緩和を目指して急性腰痛の強い症状に対して神経ブロック注射、体外衝撃波による治療を積極的に行っております。